ADW 20I6 REPORT

  • スライド画像

改名して二年目の「ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2016」は、出展各社の新作発表、オープンファクトリー等の主要企画の充実はもちろん、デザインをキーワードに、広域旭川のものづくりへのこだわりと技能の高さをアピール。更に、関連イベントのフィールドを隣町にも広げ、共に参画いただいたオフィシャルパートナーや多くのコラボレーターの協力を得て、業界と地域の垣根を超えた、多くの視線を集める「くらしとデザインの広場」へと、今年もまた一歩前進した。

[総来場数] 10,500名

[その他イベント来場数]

ADW SPECIAL INSTALLATION

[会期]
2016年6月22日(水)〜26日(日)
9:00~18:00
[会場]
旭川家具センター

昨年のスペシャルインスタレーションを担当いただいた、旭川出身の建築家藤本壮介氏から襷が渡ったのは、北海道東海大学旭川キャンパスで建築を学んだ田根剛氏。世界が注目する若手建築家による、旭川の家具木工のデザインを空間表現するタイトルは「PARTS TO THE FURNITURE」。約400もの椅子のパーツが宙に舞う作品は、名実ともに「ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2016」のシンボルとなった。メディアの注目度も高く、広く露出されたこの貴重な作品を一目みようと、メイン会場の「旭川家具センター」を訪れた、5,000人強の来場者の感嘆の声と驚きの表情が印象的だった。

ADW SPECIAL TALK EVENT

[会期]
2016年6月22日(水)
16:00〜17:30
[会場]
旭川市大雪クリスタルホール 音楽堂

今年の特別講演会は、定員500名の「大雪クリスタルホール 音楽堂」で開催。満員御礼の中、10年間という歳月を経て完成した「エストニア国立博物館」をはじめ、三つのプロジェクトを解説。その後、モデレーターにデザインジャーナリスト 川上典李子氏が加わり、今回のインスタレーションに込めた想い、家具木工産地・旭川や旭川市のまちづくりについて、熱く語り合っていただいた。

EXHIBITION

[会期]
2016年6月22日(水)〜26日(日)
9:00〜18:00
[会場]
旭川家具センター

家具木工産地・旭川49の企業・団体の新作家具、木工クラフトが集結。田根剛氏のスペシャルインスタレーションでシンボリックに表現された、「手の力、美しいものができ上がっていく姿」が具現化され、これまでの製品群と展示ブースを一新してしつらえた出展社への評価も高まった。また、一昨年から全体で取り組む「ここの木の家具・北海道プロジェクト」もより活性化し、20数社が地元材で製造し、その新作達も発表された。

OPEN FACTORY & ASAHIKAWA FULL COURSE

[日時]
2016年6月22日(水)〜25日(土)
[会場]
各家具メーカー/ショールーム・工場

家具木工産地・旭川の技術と技能、デザイン性、そして良質なものづくりを目指す姿勢を体感できる、各社のオープンファクトリーが充実。今年は前年よりも5社増加して27社に。また、「旭川フルコース」と銘打った、各社のおもてなし企画を今年も継続。手打ちそばからジンギスカン、そしてスイーツ等々各社工夫を凝らしたが、メニューに偏りが出てしまったなど、来年への継続課題も。

ADW OFFICIAL PARTY & ADW BAR

[オフィシャルパーティー]
2016年6月22日(水)18:00〜20:30
[会場]
旭川市大雪クリスタルホール
[ADW BAR]
2016年6月22日(水)20:00〜23:00
[会場]
machibar/MORROW’S

協力/旭川あらかわ牧場、上森米穀店・日水米の会、助安農場、高橋農園、守屋農園

昨年の過去最高の600名を上回る来場を想定し、今年の会場は「大雪クリスタルホール」に。天候にも恵まれ、中庭を中心会場に、旬の地元食材をふんだんに使った「旭川グルメ」を堪能いただき、多くの人と出会え、語らえる“コミュニケーショの広場”となった。参加者は大台を超え、約1,050名のカウントに。 昨年好評だった「ADW BAR」。今年はスケールを拡大して、旭川の歩行者天国「買物公園」に会場を広げ、二次会を開催。Machibar(マチバル)、MORROW’S(モローズ)の二軒の飲食店も貸切り、今年も会期初日のパーティーの晩が、大変盛り上がった。

ODA COLLECTION

[会期]
2016年6月14日(火)~10月30日(日)
10:00~18:00
[会場]
チェアーズギャラリー

椅子研究家・織田憲嗣氏の、世界最大といわれるスカンジナビア家具・日用品のコレクションをもとに、今年もデザインジャーナリスト 土田貴宏氏がキュレーションした特別企画展をチェアーズギャラリーで開催。20世紀半ばの北欧で生まれた家具や日用品から60点以上をセレクト。会場はリビングやダイニングのシーンに見立て、ソファやテーブル、キャビネット等を組合せて展示し、日々の暮らしに美しいデザインを取り入れた構成とした。来場は約1,500名。

SOU FUJIMOTO EXHIBITION

[会期]
2016年6月15日(水)〜7月18日(月)
10:30~18:30
[会場]
中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ステーションギャラリー

2015年「TOTOギャラリー・間」(東京)などで開催され、国内外の注目を集めた藤本壮介展。その中から選りすぐった作品を「未来の未来 in ASAHIKAWA」として、旭川の陸路の玄関口、旭川駅構内に位置する「中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ステーションギャラリー」で開催し、約1,000名の来場をカウントした。

MILANO SALONE DESCRIPTION

[会期]
2016年6月23日(木)
9:30~10:30
[会場]
イオンモール旭川駅前「イオンホール」

4月に行われた世界最大の国際家具見本市「ミラノサローネ」を題材としたトークイベントを、イオンモール旭川駅前「イオンホール」で開催。デザインジャーナリスト 土田貴宏氏とMIRU DESIGN 青木昭夫氏が、美しい画像と軽快な語り口で、世界のデザインインテリアトレンド情報を今年も旭川で発信。多くの参加者を釘づけにした。また、トークイベント第2部は、前段の土田貴宏氏に加え、「pen」編集部 山田泰巨氏、JDNブランドディレクター 山崎泰氏、お三方による「道産子ジャーナリストによるデザイントーク」も行われた。

JAPANESE WOOD FURNITURE SUMMIT

[会期]
2016年6月23日(木)
11:00~12:00
[会場]
イオンモール旭川駅前「イオンホール」

家具製作における国産材活用の課題を議論する「国産材家具サミット」を、イオンモール旭川駅前「イオンホール」にて、トークイベントの第3部として開催。カンディハウス(旭川)、天童木工(山形)、ワイス・ワイス(東京)、カリモク家具(愛知)、飛騨産業(岐阜)の、国産材での家具開発・製造に積極的に取り組む競合メーカー5社が一同に集結して議論する、初の試みとして注目を浴びた。今後は、9月に開催される「2016飛騨の家具フェスティバル」でも次回サミットを実施することを確認した。3部構成のトークイベントの来場数は、約170名。

TALK SESSION

[会期]
2016年6月25日(土)
16:00~18:00
[会場]
イオンモール旭川駅前「イオンホール」

AXIS・ELLE DECO・WIRED編集長によるトークセッションを、イオンモール旭川駅前「イオンホール」にて開催。前段で視察した「ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2016」のホットな感想や課題について語られ、本題の「ものづくりに必要な未来の視点」をテーマに技術、素材、製造拠点を有する旭川地域がデザインとものづくりを通して、どうこれから歩むべきかなど熱いトークが展開され、質問を途中で打ち切る程の、あっと言う間の2時間となった。家具木工の関係者のみならず広告デザイン業界やものづくりに携わる学生達が、興味深く頷いていたのが印象的だった。約150名の来場をカウント。

PANEL DISCUSSION

[会期]
2016年6月24日(金)
13:30~15:00
[会場]
匠工芸

「あさひかわ地域のものづくりの先にあるもの」と題し、自身がデザイナーであり、生活者にプロダクトを提案するインテリアショップのオーナーでもあるパネリスト3名によるトークイベントを3日目、匠工芸で開催。豊かな環境の中から生まれた家具たちが、生活者にどのような暮らしをもたらすのか。匠工芸のものづくりを通して、家具木工産地・旭川の今後について熱い議論が展開された。定員50名のところ、大変人気で、結果120名の来場をカウントした。

KITA KARA LIFE CRAFT EXHIBITION

[会期]
2016年6月22日(水)〜26日(日)
9:00~18:00
[会場]
旭川家具センター

北海道の生活から生まれたクラフトの文化を、つくり手からつかい手へと繋ぎ、150名余りの作家を紹介する北海道最大級のフェア「北から暮らしの工芸祭」。過去4回の開催において札幌地下歩行空間での出展内容をコンパクトに、「北から暮らしの工芸展」として、旭川家具センター内で開催。会期を通して、高い注目を集め、旭川家具センター集客増の一役を担った。

ACDA EXHIBITION

[会期]
2016年6月14日(火)~26日(日)
10:00~18:00
[会場]
デザインギャラリー

木工やガラス、陶芸、染色の作家でつくる「旭川工芸デザイン協会(ACDA)」の、年に1度の展覧会を開催。今年のテーマは「クラフト国際便」。2019年に旭川空港国際線ターミナルがオープンすることから、旭川のクラフトが世界の人に届くことを願った。デザインギャラリーを会場に、約1,400名の来場をカウントした。

ADW FAMILY & WEEKEND EVENT

[会期]
2016年6月25日(土)〜26日(日)

「親子ものづくり体験教室~スツールをつくろう」小学校3~6年生を対象に、親子でものづくりを体験する木工教室を開催。「くさび」や「ほぞ」により、「釘をつかわない」本格的な木製スツールづくりを、25日(土)、26日(日)の週末の2日間で63組が体験。旭川高等技術専門学院の学生による指導サポートが好評で、未来の職人たちが大活躍。また今年は土曜日も実施した会社が増えたことで、初の「ADWファクトリーツアー」を開催。東川・東神楽の3社巡り、参加者から「専任の添乗者と専用バスで回ることで、とても参加しやすく、継続して欲しい」との声をいただいた。その他、旭川木工センターの「モクモクフェスタ」、街中で開催された、「aadc 笑わさるTシャツ展」など、協力体制を組んだ様々な併催イベントが行われ、「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」と行き交う来場者も多く、相乗効果を高める企画内容となった。

FOUR NEIGHBORING TOWN EVENT

東神楽グランピング&マルシェ
 
[会期]
2016年6月25日(土)・26日(日)
[会場]
東神楽森林公園内
中川町フォレストツーリズム
 
[会期]
2016年6月21日(火)〜22(水)
当麻町木育ツアー
 
[会期]
2016年6月22日(水)
東川町森林ウォーキング
 
[会期]
2016年6月23日(木)
※中川町、当麻町、東川町の企画は、旭川まるうんトラベルの協力のもと運営
 

旭川近隣の、当麻町、東川町、東神楽町、中川町との連携イベント。「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」が広域旭川地域のイベントとして進化する大切な一歩となった。東神楽グランピング&マルシェ、当麻町木育ツアー、東川町森林ウォーキング、中川町フォレストツーリズムと、各地域が特長をいかしながら企画を充実。特に、これまでも、人気イベントとして集客を誇る東神楽の「フラワーフェスタ」を活性化した、グランピング&マルシェは、週末土日で、約1,500名の来場をカウントした。

ADVERTISEMENT

大雪山系の恩恵たる澄んだADWブルーのマークをベースに、今年のテーマでもある「FOCUS」を連想させるビジュアルを展開。今年もさまざまなグラフィックツールをはじめ、買物公園通のフラッグや旭川空港など公共施設へのサイン、シャトルタクシーや各メーカーの車にもマークステッカーを貼り、旭川の街中をジャックしてイベントへの期待感をより高めるデザインとした。

manufactures

[会期]
2016年6月22日(水)~26日(日)
[会場]
旭川家具センター 他

〈参加企業・団体〉
○アーリー・タイムス アルファ ○明石木工製作所 ○アルフレックス ジャパン ○いさみや ○インテリアナス ○インテリア北匠工房 ○ウッドパーツ ○ウッドワーク ○エフ・ドライブデザイン ○オークラ ○ガージーカームワークス ○加藤木工 ○河本家具工業 ○カンディハウス ○北の住まい設計社 ○木と暮らしの工房 ○GOOD DOGWOOD ○クリエイトファニチャー ○工房ペッカー ◯工房まみあな ○工房宮地 ○古径コスモ ○コサイン ○さいとうデザイン工房 ○さくら工芸○ササキ工芸 ○ソファー工舎 ○大雪木工 ○タイム アンド スタイル ○匠工芸 ○ファイングレーン ○プランリビング ○フレスコ ○北嶺工匠 ○宮田産業 ○むう工房 ○メーベルトーコー ○山岡木材工業 ○山室木工 ○よしの工芸 ○ルートにし ○ワカサ ○ドリーミィーパーソン ○旭川・家具工房連 ○ウサミ木工 ○滝澤ベニヤ ○山上木工 ◯北海道立総合研究機構 森林研究本部 林産試験場 ◯FutureCity Shimokawa

こちらより「ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2016」の報告書をダウンロードいただけます。