IFDA2011: Bronze Leaf [ Mygga ]

国際家具デザインコンペティション旭川2011

Bronze Leaf ブロンズリーフ賞

講評
  • 脚の折り畳みのメカニズムが非常にユニークである。単純で、造形的にも面白い。コーヒーテーブルとしての安定性や強度にはまだ課題があるが、商品化を期待したい。(織田)
  • 4本の棒が巧妙に固定され、シンプルで彫刻的かつモダンな造形美が際立ったサイドテーブル。そこに新たなデザインの考え方がある。最も優れた作品である。(モーマン)
作品概要

美しい形状と機能性を失うことなく、最小限の部品と工程で組み立てることができるコーヒーテーブル「ミッグ」。主軸となるのはボルトで取り付けられた3本の細長い三角形の棒で、それらはヒンジとしても機能する。天板は3本の棒の先端のピンによって支えられ、天板の上から差し込むくさびによってテーブル全体が組み合わさり、まとまっている。軽量で、中心の棒がハンドルになることから持ち運びも便利である。

3種類の高さのバリエーションが考えられ、高さの異なるテーブル天板が重なる形で並列させることができ、それによって複雑に入り組んだラインの美しい光景が表れる。

Miel Cardinael / 
Sven Goemaere
aM
ミール・カルディナール
Miel Cardinael
スヴェン・ゲーマレ
Sven Goemaere
ベルギー

ヘント(ベルギー)を拠点とするミール・カルディナールとスヴェン・ゲーマレのデザインスタジオ、aM。彼らは二人の母校であるThe Royal Academy of Fine Arts in Ghent/Belgiumで出会い、1996年に同校を卒業。以来インテリアデザイナーとして、家具・インテリアなどのデザインを手掛けている。

キーワード:永続的、控え目、軽量、発明的、繊細、遊び心、本物

ゴール:デザインと使い手の間に特別で永続的な縁を創り出すこと。

www.atelierin.be