新しい生活文化の提案と発信を目的として、1990年から3年おきに開催している「国際家具デザインフェア旭川(IFDA)」は、世界中のデザイナーと旭川の家具づくりにとって、より親密な国際的交流を図る場として定着しました。
IFDAの中心となる国際家具デザインコンペティションは、木製家具デザインの未来を示す役割を担っており、優れたデザインを競うものとして注目を集めております。
私たちは、家具が人々の生活になくてはならない道具であるとともに、生活空間をかたちづくる要素として、新たな機能の創造や美しいデザインが常に要求されると考えています。
またデザインは変化する社会や生活の局面に対応し、人と生活、人と道具、人と環境との新しい関わりをつくる役割をもち、より良い生活や社会を築く文化の一翼を担っていると考えています。
このコンペティションへの参加は表彰されることのみが目的ではなく、世界の家具デザインに新風を吹き込むことでもあります。過去に開催されたコンペティションの入賞入選作品や応募作品は、旭川家具として多数製品化され国内外で広く販売されています。今回のコンペティションにおいても積極的な製品化を目指し、"良質な木材の集散地・旭川"のイメージに相応しい、木材を高度に活用したデザインを求めます。
作り手、使い手双方から愛され、旭川家具として末永く生き続けていくような皆様の素晴らしいデザインをお待ちしております。