
サークルはシンプルな吊橋からアイディアを得たミニマリズムのデザインである。
この折りたたみ椅子はシートに掛かる荷重を利用し、それを構造上の張力に変える。主軸上で互いに交差する4本の脚と座面は、たった2本のロープにより一定の位置に収められている。「サークル」は伝統的な家具の工法と構造の軽量化を組み合わせることで生まれた作品である。

コンラッド・ロヘナー
Konrad Lohöfener
ドイツ
1984年 | ドイツ・ハレ生まれ |
2004-10年 | Burg Giebichenstein University of Art and Design Halle (ハレ、ドイツ)、Danmarks Designskole (コペンハーゲン、デンマーク)にてデザインを学ぶ。 |
2010年 | Burg Giebichenstein University of Art and Design Halle卒業 現在、デザイン事務所勤務。 |
受賞歴 |
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2007年 | Rehau Design Competition 2位 |
2008年 | Stuttgarter Leichtbaupreis 2008 |
構造に対する驚き、見事なプロポーションと正統なシンプルさが素晴らしい。2本の紐に付随して、美的かつユニークな特性が与えられている。座り心地の良さはフレキシブルな造形により実現している。デザインの新しい解釈の成功と言える。(モーマン)